株配当金で生計をたてる

株配当金で生計をたてるためには高配当の銘柄を選ばなければなりません。しかし、高配当だからといって、優良企業であるとはいえません。
高配当銘柄を購入した後、株価が暴落すれば、配当で生計をたてるどころか、自分の資産がなくなってしまいます。
企業の配当に関する考え方は大きく分けて以下の3つがあります。
経営危機に陥るほど業績が悪くならない限り、一定の金額を配当金にする企業。
配当性向の基準を決めて、利益によって配当金が変わる企業。
利益を業務拡大のための資金に使うため、低配当にする企業。
リスクを抑えて配当金を得る方法としては一定の金額を配当金にする企業を選ぶことです。
過去10年間の実績がある企業であれば、不景気になったとしても経営危機になるリスクが小さいといえます。
ただ、株価に割安感がなければ高配当にはならないので、長期的なスタンスで株価が値下がり、配当利回りが高くなったときに購入すれば、確実な配当金を得ることだけでなく、株価下落による損失リスクを軽減することができます。
多少リスクがあっても高い配当金を狙うのであれば、配当性向の基準を決めて、利益によって配当金が変わる企業を選ぶことです。
配当性向が高く、ここ数年の業績が良い企業であれば高配当の可能性が高いといえます。
配当金の受け取りは権利確定日に株を保有していればよいので、1日だけ保有していても、配当金を受け取ることができますが、権利確定日の翌営業日以降は株価が下がりやすいので、数ヶ月前に購入した方が良いでしょう。
そして、権利確定日が過ぎて、売却益が出るようであれば、売却します。
その資金で同じように数ヵ月後に権利確定日になる高配当の銘柄を購入します。ただし、株価の下落によって配当金で得る利益よりも損失が大きくなるリスクがあります。

株配当金のメリット・デメリット

株を保有している投資家には、企業から定期的に配当金が支払われることになります。
投資家にとって株配当金は一見すすると有り難い限りなものですが、実はメリットとデメリットの両方が存在しています。
株配当金のメリットとしては、まず投資家には定期的な収入をもたらし、企業には株を長期保有してもらえることが挙げられます。
企業では中間期と本決算期の後に配当金を出すところが多いです。その結果として企業では安定株主を増やすことができ、経営に安定感が出ることに繋がります。
逆に株配当金のデメリットとしては、まず2重課税を受けてしまうことが挙げられます。
企業では利益に応じて法人税を収めています。さらに配当金を出すと、証券税制による20%の課税が投資家になされることになってきます。
そのため、配当金を出すと国による2重課税が行われて、非効率になってしまうことが生まれます。
次に配当金のデメリットとしては、企業の経営資金そのものが減ってしまうことが挙げられます。
企業では収益の一部を配当金という形で、投資家に出しています。
しかし、その配当金がなければ、企業ではもっと新製品の研究開発や新たな工場を作るなどの設備投資に回せる資金が大きくなる可能性が出てきます。
多くの資金を研究開発や設備投資に回すことができたならば、今後の企業収益を大きく伸ばすことができたかもしれません。
将来の企業収益を伸ばすことに成功した場合においては、その企業の株価は上昇していくことが期待できます。
その結果として、投資家は配当金よりもはるかに大きいキャピタルゲインを手にできた可能性が出てくるのです。
したがって、成長企業では配当金に回すよりも、将来の成長投資に資金を使うことを優先しているところが多くなっています。

おすすめの高配当株について

日本の上場企業ではROEを高めるために株主還元を強化する流れが起こっています。
その結果として多くの企業では配当を増やす動きが出ており、高配当株が少なからず存在するようになっています。
そのような高配当株は投資をするには非常に魅力的です。
現在、銀行の預金では金利がほとんど付かない状況があります。そこで、銀行預金をする代わりに高配当株へ投資をすると、半年ごとに預金金利とは比べものにならない程の配当と得ることが可能です。
しかし、高配当株は預金金利とは違って、減配リスクが存在することに注意をする必要があります。
企業では業績が落ちてしまうと、配当を減らす施策が行われることになります。
その結果として今までは高配当銘柄であったのに、半年後などには高配当銘柄ではなくなってしまう事態が起こり得ます。
現在においては資源などを主に取り扱う商社では高配当銘柄が多くありますが、今後は資源価格の下落を受けて配当が下げられる可能性があります。
そのため、商社は高配当銘柄であっても、配当目的で投資するのは危険があると言えます。
逆に企業の業績が安定している業種の高配当銘柄は、安心して配当目的の投資ができます。
企業の業績が安定している業種としては、医薬品や食品が挙げられます。
そのため、医薬品や食品の高配当株は配当目的の投資として、おすすめをすることができます。
医薬品や食品メーカーの中では配当利回りが3%を超えるところも存在しています。
そのようなディフェンシブ株へ投資をすることで、毎年3%程度の安定利回りを確保することが可能となります。
他のおすすめの業種としては、銀行が挙げられます。
銀行は確実に収益が上がる業態であることから、メガバンクの一角や地方銀行の一部の高配当銘柄が推奨できます。

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